\SBT取得導入経緯など、詳しくお伺いしました/
会社名 | 株式会社淡路製粉 |
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事業内容 | 白玉粉・白玉もち・しあわせ米粉(秋田県産 あきたこまち100%)・秋田もちなどの製造及び販売 |
Webサイト | https://www.awajiseifun.co.jp/ |
「株式会社淡路製粉」は、私の祖父・淡路時三が1946年(昭和21年)旧満州引き揚げの際に、現金を※サッカリンに換え、それを元手に菓子類卸として『淡路商店』を創業したことがキッカケです。
潟上市に向かい縁もゆかりもない土地で、隣親戚、向かい親戚をお願いして、菓子卸より利益のある、菓子種原料とクラッカー、バナナ焼き、ぶどう焼きなどの菓子の製造をスタートしたことが現在の「株式会社淡路製粉」の事業に繋がっています。
※サッカリン・・・人工甘味料の一種
1955年(昭和30年)熱田神宮参拝の折、偶然にも「きよめ餅総本家」初代社長と出逢い、きよめ餅の原料として、『白玉粉製造』と、以後、主力事業となる『水挽製粉』という製粉方法の開拓へ大きく発展しました。そして、現在の当社主力商品である『白玉粉』の礎となりました。
その後、父、そして私と会社を引き継ぎ、現在は多くの業者さまにご支持を得ながら常に新しいことへのチャレンジを意識し、『淡路の製品じゃなきゃダメだ』と言っていただける商品作りと事業を日々行っています。
私は、SBTや環境問題への企業の取り組みの事を知るずいぶん前から、会社の就労環境改善というものを常に意識して会社を経営してきました。
例えば、今まで捨てるはずだったペーパータオルを古紙として再利用をしたり、就労環境改善のために工場の空調システムをエアコンだけに頼らない方法で整備したり様々な改善策を形にしてきました。
そのおかげで就労環境が改善されただけではなく、必然的に電気コストが下がったり、会社にお越しいただいたお客様には「淡路さんの会社って、外気温が高くなってきているのに、空調がオフでも涼しくて過ごしやすいですよね」と言っていただけたりと、二次的な効果も体感していました。
【事務所・断熱対策】
左:11-3月 断熱用プラダン+ビニールカーテン(巻取済)
右:4-10月 ガラス窓+ブラインド
【事務所・排熱対策】
排煙窓開閉化による排熱・室温低減対策
そのような中、SBT(Science Based Targets)の存在を知り、弊社にとっては大きなチャンスではないか、と感じました。
というのも、元々就労環境を整えるためにしていたことが、電力コストのカットやその先のCO2削減という環境問題への取り組みにに繋がっていたので、本格的にSBTを取得することで、より国際基準に沿った社会的責任が果たせると思ったからです。
特に私は他の企業さんがまだやっていない事をやることを常に意識しているので、なおさらSBT取得に関してはすぐに決断しました。
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