\SBT取得導入経緯など、詳しくお伺いしました/
フォローウインド株式会社 平野代表
フォローウインド株式会社さまは、世の中のために!を考え行動することを指針に、陸送業を主力事業に活動されています。、建設現場で使われるトラックや作業車を北東北を中心に輸送され、災害時などには、復興を支える重要な役割を担われています。
環境への取り組みも最重要課題と位置づけ積極的に行われており、「世の中のためになるかどうか?」を事業の判断基準として、社会への貢献を第一に考えられています。
この度、代表取締役の平野尚史さまに、SBT認定取得の背景を含めたお話を伺いました。
CO2排出量算定に関する知識がなく、SBT申請方法等全くわからない状況。
専門知識がなくても認定取得へチャレンジできること
よくわからなかったSBTに関しても丁寧に説明いただけた
会社名 | フォローウインド株式会社 |
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事業内容 | 正社員 |
勤務形態 | 建機専用陸送事業 がんリスク評価促進事業 ガラスコーティング事業 ストレッチ専門店 |
弊社の主力事業は陸送業です。建設現場で使用されるトラックや作業車を、北東北を中心に約15名のドライバーが輸送しています。
現在、業界全体でドライバー不足が深刻化しており、弊社もその影響を受けています。このような状況下で、なぜ弊社のような事業者が求められるのか。それは、レンタル業者様のリスクヘッジのためです。自社の社員が輸送を行う場合、事故などのリスクが高まります。弊社のような外部の事業者に委託することで、レンタル業者様はリスクを回避することができます。この陸送事業が、弊社の業務の9割近くを占めています。
陸送業務の光景
その他には、コーティング事業も展開しています。スマートフォン向けのコーティング事業を展開する中で、スマートフォン用フィルムの需要が高いことに気づきました。1台のスマートフォンに対して何度もフィルムを張り替える現状を踏まえ、スマートフォンコーティングはフィルムの消費量を抑え、プラスチック削減に貢献できると考えました。環境保護の観点からも、コーティング事業は社会に貢献できると考えています。
弊社の企業理念は「利他・思考・挑戦」です。世の中のために考え、行動することを指針としています。陸送事業は、一見すると単に車を運ぶ仕事に見えますが、災害時にはその重要性が際立ちます。
例えば、東日本大震災や、 今年の青森のような大雪による災害時、ダンプトラックや作業車を迅速に被災地に届けることが復興の鍵となります。交通網が寸断された状況下での輸送は困難を伴いますが、そこには利益追求ではなく、世の中のために貢献するという利他の精神があります。特にこのことは弊社もう一人の代表、高田がことあるたびにいい続けている精神です。
このような活動を通じて、お客様から「あなたに頼んでよかった」という感謝の言葉をいただくことがあります。この信頼こそが、弊社の最も大切にしている価値です。
6、7年ほど前、秋田県信用組合様とのご縁があり、当時の理事長とお話する機会をいただきました。10分という短い時間でしたが、事業内容についてご説明させていただいた際、理事長室にあった金魚の水槽がきっかけで、地球温暖化に関する話題になりました。理事長は、異常気象に関してとても強い危機感を抱いてらっしゃいました。そして、CO2削減に取り組む企業を金融機関として支えるべきだと考え、温暖化対策に積極的に取り組むべきだと仰っていました。
実は、理事長は20年前から支店で地熱、風力、ペレットなどを用いた自家発電に取り組んでいましたが、しかし、当時はその意図を理解できませんでした。その後、温暖化や異常気象という言葉を頻繁に目にするようになり、理事長の言葉の重要性を再認識しました。
あきたゼロカーボン宣言
弊社として何ができるのかを検討した結果、まずは社用車をエコカーに変えたり、照明をLEDに切り替えたりといったことから始めました。これらの取り組みは経費削減にもつながっていましたが、温暖化対策として本格的に取り組むべきだと考えた時、SBTを知りました。SBTは、自社の目標を定め、国際的な機関に提出し、その達成に向けて実行するものです。SBTを知ったことで、ただ温暖化対策をするのではなく、目標を明確にし、達成に向けて様々な方法を検討できると確信し導入する決意となりました。
因みに昨年は、グリーンエネルギーを導入し.着実に目標達成に向け進めているところです。
温暖化や異常気象について、漠然とした知識はありましたが、深く考えることはありませんでした。しかし、40年以上前に諸先輩から「未来は水も空気も買う時代になる」と言われたことがあり、当時は意味が分かりませんでしたが、現代社会の状況を見ると、その言葉の意味を理解できます。
SBT取得後、会社に対する世の中の態度は、正直大きくは変わっていません。地方金融機関ではSBTに対する緩和策はまだありませんし、他業者からの反応も「頑張っているね」という程度です。
しかし、私自身の意識は大きく変わりました。会社のトップリーダーとして、地球環境や未来のことを考えた時、昭和の高度成長期からバブル期を経験した身として、未来の子供たちにどのような地球を残せるのか、自社の責任として発信しなければならないと強く意識するようになりました。
Kabbara社を選んだ最大の理由は、温室効果ガスに関する専門知識を持つ社員がいなくても安心して任せられる点にありました。特に、海外とのやり取りが発生する中で、言語の壁が懸念されていましたが、Kabbara社は全てをサポートしてくれる体制が整っており、安心感がありました。ここが一番の決め手でした。
実際、SBT取得に至るまでには、様々な困難がありました。具体的に申しあげますと弊社のホームページでは、陸送業をメインに掲載していなかったため、SBTイニシアチブから事業内容に関して何度かフィードバックを受けました。しかし、その都度Kabbara社が丁寧に対応してくださったおかげで、無事にSBTを取得することができました。
今回のSBT取得は、弊社が脱炭素に関わる企業へと成長する上で、非常に大きな一歩となりました。これまでも「世の中のために」という理念を掲げていましたが、具体的な行動に移せていない部分もありました。しかし、環境問題に取り組み、明確な目標を立て、削減努力を数値として形にできたことは大きな成果だと感じています。この経験を通じて、弊社の企業価値は向上したと考えています。
この取り組みを多くの方に知っていただき、共に脱炭素化を目指していければと思っています。一企業だけの努力では、地球環境を変えることは難しいかもしれません。しかし、多くの企業がこの重要性に気づき、行動することで、状況を改善できると信じています。多くの個人、企業、団体が共に同じ目標に向かって進むことができれば、これ以上環境が悪化することはないと期待しています。
平野代表、本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
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